綿引陸さんが2025年度日本建築学会大会(九州)学術講演会にて環境工学部門 若手優秀発表賞を受賞

2026/02/20
  • 建築学専攻

受賞者
綿引 陸さん(建築学専攻)

指導教員

村上 公哉 教授(建築学部)

学会・大会名

2025年度日本建築学会大会(九州)学術講演会

賞名
環境工学部門 若手優秀発表賞
受賞者一覧

発表題目
動的CO₂排出係数に適応したスマートエネルギーネットワークに関する研究 (第2報)CO₂排出量を最小化にするエネルギーシステムの運転方法の検討
WATAHIKI-Riku
研究内容
2050年カーボンニュートラルの実現に向け,わが国では電力部門の脱炭素化が進められています。第7次エネルギー基本計画では,2040年時点で, 商用電力における太陽光・洋上風力・原子力など脱炭素電源の割合が約6割に上る見通しが示されており,電源構成の時間変動性の更なる増大が予想されます。そこで本研究では,現行制度では年間一律値である電力のCO₂排出係数に対して, 時間帯ごとの電源構成を反映する動的CO₂排出係数に着目し,これに適応したスマートエネルギーネットワークについて検討しました。

研究目的
本研究では, 独自に算出した現在の商用電力の動的CO₂排出係数に基づき, 街全体に電力と空調用の熱を面的に供給するスマートエネルギーネットワークにおいて, 対象地区全体のCO₂排出量を最小化するための発電設備(コージェネレーションシステム)や空調用熱源設備の運転方法をエネルギーシミュレーションによって検討することを目的としました。

今後の展望
今後は, さらにダイナミックに変動することが予想される商用電力の将来的な動的CO₂排出係数を想定したり, 蓄熱槽・蓄電池といった技術も合わせた複合的な検討を進めたりすることで, CO₂排出削減に向けたより中長期的なエネルギーシステムの在り方を明らかにすることが課題であると考えています。