矢崎雪莉さんが2025年並列/分散/協調処理に関するサマー・ワークショップ (SWoPP2025)にて情報処理学会2025年度学生優秀発表賞(HPC研究会)を受賞

2026/06/05
  • システム理工学専攻

受賞者
矢崎雪莉さん(理工学研究科システム理工学専攻)

指導教員

尾崎 克久教授(システム理工学部)

学会・大会名

2025年並列/分散/協調処理に関するサマー・ワークショップ (SWoPP2025)

賞名
情報処理学会2025年度学生優秀発表賞(HPC研究会)

発表題目
疑似的な高精度演算の行列分解への応用
Yazaki
研究内容
疑似的な高精度演算を行列分解へ効率的に応用する手法を提案した。マルチワード演算で通常必要となる正規化処理を最小限に抑えることで,計算コストを削減しつつ精度を維持する。Cholesky分解,LU分解,LDL分解などの基本的な行列分解に適用し,高速化と数値安定性を数値実験により示した。

研究目的
本研究の目的は,高精度演算に比べて低精度演算を高速に利用できる状況が多いことに着目し,低精度演算を組み合わせることで高精度演算に相当する計算結果を効率的に得る手法を開発することである。特に,疑似的な高精度演算を行列分解へ応用し,数値計算における高速性と精度・安定性の両立を目指す。

今後の展望
今後は,提案手法をGPUなどの並列計算環境へ展開することが課題である。GPUでは低精度演算を高速に利用できる場合が多いため,これらを適切に組み合わせることで,疑似的な高精度演算をさらに効率化できる可能性がある。今後,GPU上での実装と性能評価を行い,高速性と数値安定性の両面から有効性を検証する。