嶌田平晟さんがIEEE Wireless Power Technology Conference and ExpoにてBest Paper Awardを受賞

2026/08/20
  • 電気電子情報工学専攻

受賞者
嶌田平晟さん電気電子情報工学専攻

指導教員
田中愼一教授(工学部)


学会・大会名

IEEE Wireless Power Technology Conference and Expo

賞名
Best Paper Award

発表題目
A Diode-Equivalent Design Approach for Time-Reversal-Duality-Based High-Power FET Rectifiers
SHIMADA Taisei
研究内容
本研究では、将来、EVやドローンへの無線給電などへの応用が期待される無線電力伝送システムに向けて、新たな整流器の設計手法を開発しました。電界効果トランジスタ(FET)を用いた整流器を、一般的なダイオード整流器と同様に扱うことのできる設計手法を確立しました。さらに、この手法を用いることで、10 W、2 GHzのマイクロ波を85%という高い効率で直流電力に変換できる、世界最高水準の性能を備えた窒化ガリウム(GaN)FET整流器を実現しました。

研究目的
従来、大電力用途のFET整流器は、「FET増幅器の時間反転双対」という考え方に基づいて設計されており、技術者にとって動作原理を理解しにくいことが課題となっていました。そこで本研究では、FET整流器を一般的なダイオード整流器と同様の考え方で扱える新たな設計手法を確立し、高性能なマイクロ波FET整流器を、より容易に設計できるようにすることを目的としました。

今後の展望・課題 
本研究で確立した設計手法により、FET整流器の動作原理や設計方法が多くの技術者に理解され、幅広く活用されることが期待されます。今後は、本成果が大電力無線電力伝送システムの実用化を後押しし、EVやドローンをはじめとするさまざまな機器への無線給電の実現に貢献することが期待されます。