益永カレンみどりさんが第48回コンクリートエ学講演会年次論文奨励賞を受賞

2026/09/15
  • 工学部
  • SWiTCH

受賞者
益永 カレン みどりさん(奨励研究員/工学部 土木工学課程 都市・環境コース

指導教員

伊代田 岳史 教授(工学部)


学会・大会名

コンクリート工学年次大会2026(奈良)

賞名
第48回コンクリートエ学講演会年次論文奨励賞

発表題目
GGBS混合セメント硬化体における促進炭酸化メカニズムの実験的検討(Experimental Insights into Accelerated Carbonation of GGBS-Blended Hardened Cementitious Materials)
masunaga
研究内容

高炉スラグ微粉末(GGBS)置換と促進炭酸化を組み合わせた際のセメント硬化体への影響を評価し、複数のメカニズムの相互作用から考察いたしました。GGBS置換率が高くなるほど、マイクロクラックの発生を伴う、より大きな収縮と質量減少が確認されました。これらの結果から、促進炭酸化に適した材料や条件を決定し、Carbon Dioxide Capture, Utilization & StorageCCUS)技術としての可能性を最大限に引き出すには、炭酸化メカニズムを総合的に理解する必要があることが示されました。


研究目的
炭酸化は古くから研究されているテーマですが、カーボンニュートラル社会の実現に向けて、現在、セメント・コンクリート業界ではCO₂固定技術として注目されています。 炭酸化そのものは変わっていないものの、求められる理解は大きく変化しています。 そこで本研究では、促進炭酸化技術を効果的に活用できるよう、セメント硬化体の促進炭酸化によって生じる微細構造の変化に着目し、新たな視点から炭酸化のメカニズムを実験的に考察することを目的としました。

今後の展望・課題 
カーボンニュートラル社会の実現に向けて、セメント・コンクリート業界におけるネットゼロエミッションの達成を目指し、コンクリートをよりサステナブルな建設材料として活用できるよう、今後も研究を続けていきたいと思います。