中川知美さんがエンタテインメントコンピューティング2026にて️「特選セッション発表認定」を受賞
2026/09/25
- SWiTCH
- デザイン工学部
受賞者
中川知美さん(デザイン工学部・デザイン工学科・生産・プロダクトコース)
指導教員
益子宗 教授(デザイン工学部)
学会・大会名
エンタテインメントコンピューティング2026
賞名
️特選セッション発表認定(口頭発表に関する専門委員推薦賞)
発表題目
FlowerSync:リアルタイムボリュメトリックビデオを用いたフラワーアレンジメント遠隔指導支援システム

研究内容
本研究は、フラワーアレンジメントのような立体造形の遠隔指導を支援するシステム「FlowerSync」の開発です。従来のビデオ通話では難しかった花材の奥行きや傾きの伝達を、空間を3D映像化するボリュメトリックビデオ技術とAR/VRの融合により解決します。学習者の手元を立体的に遠隔地へ投影し、指導者が操作した3D花材の動きを学習者のARグラスへリアルタイムに重ね合わせることで、直感的な指導を実現します。
研究目的
フラワーアレンジメントや生け花など、全方位からの観察や繊細な奥行き調整が求められる造形分野において、従来の平面画面(Zoom等)越しでは生じていた「空間的な認識のズレ」や口頭説明の限界を克服することです。 遠隔地の指導者と学習者が、互いの視界や対象物の位置・回転情報を3次元的に正確に共有できる環境を構築し、対面と変わらない直感的な双方向遠隔指導の実現を目指します。
今後の展望・課題
今後の展望・課題
仮想オブジェクトが密集した際の視覚的な見づらさ(視覚的混雑)の緩和や、VR操作に不慣れな初心者でも迷わない直感的な操作性の向上が課題です。これに対し、注目物以外の透明度を動的に下げる透過制御や、視線情報の可視化による改良を進めています。完成作品を持ち帰る際の破損リスクや移動の制約をなくし、自宅にいながら本格的な造形レッスンを受けられる環境を提供します。将来的にはフラワーデザインにとどまらず、伝統工芸の継承、医療手技の教育、製造業の遠隔組み立て支援など、繊細な3次元作業を伴う多様な技能伝承・遠隔コラボレーション分野への展開が期待されます。

