杉村有里佳さんが日本鉄鋼協会 第192回秋季講演大会 学生ポスターセッションにて奨励賞を受賞

2026/10/01
  • 材料工学専攻
  • SWiTCH
 

受賞者
杉村 有里佳 さん(材料工学専攻)

学会・大会名

日本鉄鋼協会 第192回秋季講演大会 学生ポスターセッション

指導教員

遠藤 理恵 教授(工学部)

賞名
奨励賞

発表題目
月レゴリスからの鉄抽出のための効率的溶融法の検討
SUGIMURA-Yurika
     
研究内容
月面での現地資源利用を進めるには、月レゴリスからの鉄抽出技術の確立が重要です。月レゴリス中のイルメナイトを水素還元すると鉄が得られますが、微細に分散するため、溶融による凝集が必要です。本研究では、太陽光による溶融を想定し、模擬月レゴリスの水素還元と溶融に伴う光学特性の変化を調べました。その結果、水素還元および溶融の進行により可視光域での吸収係数が増加し、太陽光を吸収しやすくなることが分かりました。

研究目的
模擬月レゴリスの水素還元および溶融に伴う光学特性の変化を明らかにすること。

今後の展望・課題 
今後の課題は、800 nm以降の透過率測定の精度向上と、水素還元後1400℃溶融試料の金属鉄粒子の確認、Fe含有粒子の粒径・分布の観察です。また、得られた光学特性のデータをもとに、月レゴリスを水素還元後に溶融する場合と、溶融後に水素還元する場合で、溶融に必要な太陽光のエネルギーを試算・比較します。比較結果をもとに効率的な溶融方法を検討し、月レゴリスからの鉄抽出プロセスの確立を目指します。