内藤里奈さんが日本レチノイド研究会第37回学術大会にて優秀発表賞を受賞

2026/11/02
  • システム理工学専攻
  • SWiTCH

受賞者
内藤 里奈 さん(システム理工学専攻)

学会・大会名
日本レチノイド研究会 第37回学術大会

指導教員

須原 義智 教授(システム理工学部)

賞名
優秀発表賞

発表題目
肝がん細胞増殖抑制活性の向上を目指した非環式レチノイド誘導体の側鎖末端構造展開
naitou
研究内容
肝臓がんの再発予防薬として研究されている非環式レチノイド(ACR)をもとに、より再発抑制作用の強い化合物の開発を目指しています。ACRの構造を変えて合成したケイ素を含む化合物では、一部の肝がん細胞が増えるのを抑える働きが強まりました。ただし、効果はがん細胞の種類によって異なり、毒性にも課題がありました。そこで、さらなる効果の向上と安全性を目指して構造を工夫し、新しい化合物を作る方法を確立しました。

研究目的
本研究の目的は、肝臓がんの再発予防薬候補である非環式レチノイド(ACR)の構造を改良し、肝がん細胞が増えるのをより強く抑える化合物を開発することです。新しい化合物を設計・合成し、構造の違いによる効果の変化を調べます。同時に、細胞への毒性や作用の仕組みも調べることで、将来の肝臓がんの再発予防薬の開発につながる候補物質を見いだすことを目指しています。

今後の展望・課題 
今後は、新しく合成した化合物の効果をさまざまな肝がん細胞で調べ、正常な細胞への影響も確認します。なぜ細胞の種類によって効果が異なるのか、また、がん細胞の増殖を抑える仕組みを明らかにし、効果と安全性を両立させることが課題です。これらの検討を通じて、よりよい化合物の設計や改良に役立つ知見を蓄積し、肝臓がんの再発予防に関する基礎研究を進めていきます。